「久地パン」レビュー。パティシエが作るこだわりの味を試食

「久地パン」レビュー グルメ
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ある日のこと。

買い物中に偶然通りがかった道路沿いのお店に、何やら行列ができているのを発見。

調べてみると、そこは神奈川県川崎市高津区の久地という地域にオープンした「久地パン(くじぱん)」というパン屋さんでした。

なにやら、普通のパン屋さんとは一味違うパンが販売されているとのこと。

これは名品パンの予感がする・・・!

さっそくお店に入って、美味しそうなパンたちを買ってきました。

その見た目や味など、詳細をレビューします。

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久地パンの商品はパティシエ製

パンといえば、パン職人さんが作っていますよね。

でもここの「久地パン」では、パンを作っているのはパティシエ&ショコラティエである辻口博啓(つじぐちひろのぶ)さんなんです。

パティシエとは、洋菓子職人
ショコラティエとは、チョコレートからお菓子を作る職人 のことです。

辻口さんは、東京都の自由が丘や銀座、また北海道や三重県などにも洋菓子店をオープンさせている、洋菓子界では有名なお方。

13個もの異なったコンセプトのブランドを展開しているのですが、どのお店の商品も全く違う印象で美味しいので人気があるんですよ。

その他にも洋菓子を使ったプロデュースをしたり、製菓の指導を行ったりと広く活躍されているパティシエ&ショコラティエさんです。

そんな辻口さんが、2020年5月18日に神奈川県川崎市高津区の久地という地域に今度は『パン屋』をオープン。

辻口さんをはじめとした敏腕のパティシエさんたちによって作られるパンは、パン職人さんが作るパンとは一味違うパンが楽しめるとのこと。

まちだ
まちだ

お菓子のようなパンなのかしら?

期待が膨らみます。

では、その「久地パン」に実際に行ってみたのでレビューしていきますね!

※情報は2020年5月末のもの、金額は税込みです。


外観と店内の様子

まずはお店の外観から。

ビルの1階に看板がついていて、入口横にお店の旗が立っていました。

お店はガラス張りで、解放感のある作りです。

道路から見た感じ
久地パン

ガラス張りで店内が見えます
久地パン

店内の面積はコンパクトで、数歩動くだけで全ての商品が見渡せるという買い物のしやすさ。

内装なども全体的にシンプルな印象を受けました。

パンの棚久地パン

食パンは種類が沢山あった
久地パン

パンの棚は2ヶ所に分かれており、どちらも見やすくて手に取りやすくなっています。

商品説明の札も詳しく明記されていました。

食パン以外のパンの種類は、私が行ったタイミング(平日の午前11:30頃)では5種類位だけ。

良く行くパン屋さんと比べると、ラインナップは少なめだと感じました。

まちだ
まちだ

既に売り切れたものもあったのかも?

食パンのメニューの中の「生食パン」はよく見ると、久地パンの焼印が付いていましたよ(買ったお友達に見せてもらいました)。

久地パン

可愛い!

パンを選び終えて向かったレジの横には、洋菓子店らしいショーケースもありました。

久地パン

その中にはフルーツのタルトやチーズケーキ、シュークリームやプリンなど美味しそうな洋菓子が整列。

ショーケースの上にはジャムも売っていましたよ。

まちだ
まちだ

全部美味しそうなので、物欲を抑えるのに必死になりました。

今回は我慢してパンを買うだけにしておきましたが、今度行ったらショーケースの中身も買ってみよう。

気になるパンの値段は

さて、美味しそうなパンたちのお値段はというと、少しお高めなものが多い印象です。

この日お店で確認できた商品の値段は、以下の通り(いくつか記録できなかったものもあります)。

クリームパン 150円
クロワッサン 180円
ハニートースト 200円
パンオショコラ 230円
パンオショコラ ダマンド 340円
ソーセージロール 360円
クロックムッシュ 450円
食パン ラムレーズン 700円
食パン あまおう苺ジャム 800円
※オーソドックスな食パン(生食パン)は、値段を控えるのを忘れてしまいました・・・。

食パン以外のパン1つの値段は最低でも150円、そこから200円~400円台のものまで幅広くありましたが、安いものが特別に多いということではないですね。

お昼にしっかり小腹を満たしてくれそうな「クロックムッシュ」は450円と、なかなかのお値段です。

食パンは中にジャムやラムレーズンなどが入っているものは1本700円~800円と、紅茶と一緒にじっくり味わいながら頂きたくなるような価格帯。

そして、ショーケースの中にあった洋菓子のお値段はこちらです(記録できなかったものもあります)。

久地シュー 塩バニラ(シュークリームです) 250円
久地シュー 塩ショコラ 250円
久地プリン 300円
バスクチーズケーキ 400円
チョコレートのタルト 500円
苺のタルト 500円

シュークリーム250円、プリン300円、タルト500円、とこちらはデパ地下の洋菓子店と同じ位の価格帯でした。

まちだ
まちだ

普通に洋菓子屋さんとしても利用したい。

ここで買える食パンは1本単位なので、6枚切りの1枚分だけ食べたいなぁと思っても丸ごと1本買わないとなりません。

食パンってあまり日持ちしない印象があって、1本買ったらちゃんと食べきれるのか心配になるんですよね。

でもそんな不安を解消してくれる、レジ横にあった食パンのおすすめの食べ方のチラシもありましたよ。

久地パン

当日はそのままで食べて、翌日は厚めカットで軽くトースト、食べきれなかったら冷凍保存とのこと。

冷凍で保存ができるなら、急いで食べきらなくて良いですね。

安心しました。

買って来たパンを食べてレビュー

ではいよいよ、買って来たパンを食べます!

久地パン

今回私が購入したパンはこの3つ。

①クリームパン(150円)、②ハニートースト(200円)、そして本日のおすすめの③ソーセージロール(360円)です。

おひげの可愛いマークのシールが貼られた紙袋に入れられて、持ち帰ってきました。

茶色の紙袋です
久地パン

ワクワク♪
久地パン

それでは1つずつ、食べていきますよー!

クリームパンはわりと大人向け

まずは一番お手頃価格だったクリームパンから。

直径は約7cmでした。

可愛らしいサイズ感ですが、クリームがたっぷり入っているのでしっかりした重みがあります。

持ちやすい可愛らしいサイズ
久地パン

柔らかいクリームがたっぷり
久地パン

バニラビーンズの黒い粒々入りの黄色いクリームが、食欲をそそります。

クリームは垂れてこない程度のゆるさで、口に入れるとなめらかな舌触り。

クリームからは洋酒の香りがしたので、小さい子供はにおいが苦手な子もいるかもしれません。

まちだ
まちだ

うちの子供はダメでした。

でもこの洋酒の香りのするクリーム、とっても上品で美味しい味でした。

大人が食べるデザートのクリームパンとして、時々食べたくなりそうです。

パン生地はちょっと透けたような、洋菓子を連想させるような生地感。

久地パン

噛み応えがもっちりしているので、小さいけれど1個で満足感があるクリームパンでした。

ハニートーストは甘い外側が癖になる

次は「ハニートースト」を開封。

こんがり茶色のトーストは、こちらも可愛いサイズ。

久地パン

表面は全体的に砂糖が高温で焼いて溶け固まったようなテカテカ感があり、結構固いです。

持つと手がベタベタになるので、袋から完全に出さずに食べるのがおすすめ。

でも実際このベタベタのお砂糖が美味しいので、指先についたとしてもなめる人が多いんじゃなかろうか。

このハニートースト、特に素晴らしいのは横からの眺めです。

分厚いんですよ。

3.5cmの分厚さ
久地パン

中は白いふわふわパン
久地パン

厚さを測ってみると3.5cmもありました!

切ってみると、中は白いフワフワの食パン生地。

外はガリっと、中はしっとりふんわりの2パターンの食感が楽しめます。

外にかかっているのは名前からしてハチミツだと思いますが、単純なハチミツではなくてキャラメルのような、ちょっと引き締まった甘さでした。

しっかりコーティングされているので、かじると固さがあります。

でも中はしっとりした柔らかい食パンなので、口に入れると程よく固く、程よく柔らかくの絶妙な歯ごたえでした。

まちだ
まちだ

噛むのに疲れることはないのでご安心を。

特に角の部分はコーティングの砂糖が塊で付いていたので、甘さを十分に味わえて幸せ。

小さいし、中までハチミツがしみしみなワケじゃないから物足りない味かな~と思っていましたが、全然そんなことなかったです。

甘党の私もこれ1つでしっかり大満足。

でもあのガリっとした食感とほろ苦いような味、また食べたいと思ってしまう美味しさでした。

キャラメルパンケーキを凝縮させて、急いで食べちゃった時ってこんな気分かな?

ソーセージロールはパリッとジューシー

では、最後は「ソーセージロール」です。

久地パン

こういうソーセージパンってどこにでもあるよなーと思いつつ、本日のおすすめという案内につられて購入。

正直そこまで期待はしていなかったのですが、断面を見てうなりました。

マスタードらしきものまで入ってる
久地パン

ソーセージがジューシー
久地パン

中にはソーセージの近くにマスタードらしき粒々が入っていて、隠れた部分にまで手が込んでいる!

密かに感動。

ちなみにマスタードの風味は隠し味程度で、辛さは感じなかったので、辛いのが苦手な人でも大丈夫です。

そしてソーセージは皮がパリッとしていて、噛むと中は肉汁が入っていました。

まちだ
まちだ

噛んだソーセージの「ジュワー」に再び感動。

上にかかっている焼けたチーズも塩気がちょうどよくて、しょっぱかったり物足りなかったりということはありませんでした。

パン生地はクリームパンと同じかと思いきや、少し違ってパンらしい少し水分量控えめの柔らかい生地でしたよ。

今までに食べたことのあるソーセージパンって、具は美味しくても生地がパサパサしすぎて美味しくないと思うこともありました。

でもここのソーセージロールは、生地も文句ナシに美味しかったです。

今回はパンを3つ買って、お昼に食べながらのレビューでした。

1つひとつが小さめサイズなので全部ペロリといけるかと思いきや、それぞれの味や中身がしっかりしていたので2つでお腹いっぱいになりました。

サイズのわりに値段が高いと思っていましたが、この質なら納得ですね。

まちだ
まちだ

久地パンのパンたちは『パティシエが作る名品パン』に認定しちゃいます!

お昼にガツガツ食べるよりは、おやつタイムにじっくり味わいながら食べるのに向いているパンですね。

そして、先程はレジ横の洋菓子が今度欲しいと思ったけど、この各パンの生地の美味しさからして食パンも食べてみたくなりました。

あと知人から後日ラスクをいただきましたので、そのレビューもしますね。

ラスク
久地パン

1つが結構大きめ
久地パン

袋いっぱいに入っているラスク、ハニートーストが細かくなったものかと思いましたが、違いました。

まちだ
まちだ

ハニートーストのように、べったり砂糖がコーティングされてはいませんでした。

カリっと焼かれたパンにザラメの甘いお砂糖がかかっていて、表面もうっすらお砂糖のコーティングがされているようです。

ラスクなので固いのですが、2歳の子供も喜んでガリガリ食べていました。

1つずつが大きめなので、1つ食べると口いっぱいに味を楽しめます。

そんなゴロゴロしたラスクが1袋にたっぷり入っていますので、子供たちのおやつにもぴったりでしょう。

久地パンの基本情報

久地パン

最後に久地パンのお店の情報をお伝えしますね。

店名 久地パン
住所 神奈川県川崎市高津区久地3-14-18
電話番号 070-2264-5182
営業時間 朝10:00~夕方17:00
定休日 不定休
駐車場 なし
駐輪場 なし

朝10時がオープンですが、その時は少し行列ができていました。

10時には焼き立ての食パンがお店に並ぶので、それを目当てに並ぶ人が多いようです。

食パンの焼きたてが店頭に並ぶタイミングは昼頃にもありますが、詳しくは公式ツイッターなどで確認してから行くと確実です。

まちだ
まちだ

オープン直後の列が落ち着いた11時~12時前の間と、昼過ぎ13時以降は、お客さんが減るのでゆっくり買い物するチャンス。

夕方は17時には閉まってしまうのと、人気のパンは先に売り切れてしまうのでご注意を。

駐車場と駐輪場はありません。

車で来る場合は、同じ府中街道沿いにある近所のスーパー「Big-A(ビッグ・エー)」前にある、コインパーキングを利用するのがおすすめです。

自転車の場合はお店の前の歩道に停めている方もいらっしゃいましたが、お店の専用場所ではありませんのでご自身の責任でということになります。⇒お店に張り紙がされており、店右側のスペースに停められるようになった、とのことです!

歩道はあまり広くないので、くれぐれも通行人の邪魔にならないように配慮しましょう。

ちなみに久地パンの建物の上と、信号を渡った向かいの建物は、辻口さんがプロデュースしている「Feve(フェーヴ)」「和楽紅屋(わらくべにや)」のお菓子工場になっています。

そこでは月に2回程度、土日を中心にそのお店に並ぶ商品のアウトレットセールをやっていますよ。

並ぶ商品はその時々で違うのでお楽しみに
フェーヴ、和楽紅屋のアウトレット

1つが100円や200円など安い価格で買えます
フェーヴ、和楽紅屋のアウトレット

レシートの日付は月曜ですが、これはイレギュラーな開催日でした。

味は変わらないけど訳アリの商品など、お安く手に入るので気になった方は行ってみて下さいね。

アウトレットセールの会場は久地パンのお店とは別で、道路を渡った反対側の工場の1階になりますのでお間違えのないように。

まちだ
まちだ

当日は旗が立っているので行けばわかりますよ♪

まとめ

神奈川県川崎市高津区の久地にオープンした、「久地パン」についてのレビューでした。

パティシエが作ったパンということで、お店に行く前は生クリームたっぷりとか見た目が派手なパンを想像していました。

でも実際の商品を見たら、中身にこだわった質重視で落ち着いた見た目のパンが多くてびっくり。

もちろん、食べた後の満足感も十分ありました。

久地パンは『パティシエが作る名品パン』として、今後もっと有名になっていくと思います。

店内はシンプルな作りですが、店員さんも親切で居心地が良く、快適にお買い物できましたよ。

パンのラインナップはその日によって違うので、また近いうちに行って他のものも食べてみようと思います。

ショーケースの中の洋菓子も、手土産とか記念日とか、何かしらの理由をつけて絶対買おう。

美味しいパンを食べたいと思ったら、ぜひ久地パンに足を運んでみて下さいね。

いつものパンとは違う味わいに、驚くこと間違いナシです!

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