赤ちゃんが産まれると大抵の場合、産院から授乳時間を3時間おきにして下さいと指示されます。
でもいざ退院して自宅育児が始まると、バタバタで時計を気にする余裕が無くなることも。
そうなると「さっきいつ授乳したっけ?」とか「次は何時かな?」と授乳時間を忘れる問題が発生します。
育児ノートやアプリに記録をするという手もありますが、なんせ私は面倒になって続けられなかったタイプでして…。
そこで自分なりに、前回と次回の授乳記録がすばやく簡単にできるアイテムを編み出しました。
作り方も使い方も、至ってシンプルです。
そしてこれを使えば、うっかり記録し忘れることも殆どなくなりますよ。
実際に使っていて家族にも評判が良かったので、授乳時間を忘れがちなママさんにもご紹介しますね。
授乳時間を忘れる位、育児は忙しい
赤ちゃんのお世話って、本当に大変です。
私は産後、こんなにママって休みが無いものなんだとショックを受けたほどです。
日夜問わず3時間おきにやってくる授乳をこなしながら、オムツも替えて抱っこもして、自分の食事やトイレやお風呂も常に急ぎ足。
そんな忙しい毎日を過ごしていると、心身共に疲れ切って頭の回転が鈍くなってきます。
そして記憶も曖昧になり、次の授乳時間を忘れるんですよね。
私は忘れないように育児ノートに記録していたこともありますが、書くことすら忘れてしまうというのが続いて、次第に億劫に…そして挫折。
その次に育児アプリにも挑戦したんですよ。
そしたら授乳が終わってすぐスマホを開くまでは良いものの、友人からの連絡や通知に気が行ってしまい、またもや記録を忘れるという。
これを返信したら記録しようと思っているうちに赤ちゃんが泣いて、結局記録までたどり着かなかったりね(汗)
そんな日々の中で、ずぼらな私みたいなタイプはノートやアプリでの記録は続けられないと悟ったんですよね。
でもだからといって、しょっちゅう次の授乳時間を忘れるようだと困ってしまいます。
もっと簡単に、ぱっと記録できる方法はないのか。
そう考えた末に、今回ご紹介する記録アイテムを編み出したのです。
私が発明した記録アイテムはこちら
冒頭にも言っていますが、ご紹介するアイテムは『前回と次回』の連続する2回分の授乳のタイミングを記録しておくというシンプルな構造になっています。
そのため、日々の授乳記録を後で見返すという目的には使えません。
ただし、育児ノートやアプリに記録するためのお手伝いには使えます。
その場合は、今回のアイテムでささっと一旦記録を残して、授乳後の落ち着いたタイミングでその記録を書き写すという流れになります。
授乳もオムツ替えも洗い物も~と立て続けにやりながら更にノートやアプリへの記録まで行うのは大変なので、パニックにならないために活用してもらうのもOKですよ♪
では、その記録アイテムをご紹介しましょう。
こちらです!
A4用紙1枚に、ボールペンとかシャーペンで手書きして作った超簡単なものです。
これを冷蔵庫などの、マグネットが使える場所にこのように貼って
用紙上に置いたマグネットを、動かしながら使います。
家にあるものですぐ作れるので、古びてきたら新たに作り直すのも簡単です。
だから慌ただしく家事や育児をしながらでも、濡れた手でも気にせずガンガン使えますよ(笑)
記録アイテムの詳しい使い方
それでは、具体的な使い方を早速ご紹介していきましょう。
左側が授乳時間、右側はフリースペース
まずは用紙の見方から。
左側は時間を示していて、30分刻みになっています。
この下にいくにつれて夜~深夜と時間帯が進み、明け方の5:30まで書いてあります。
そして用紙の右側はというと、フリースペースにしています。
最初は左側の時間だけで使っていて、そのうちあったら良いなと思う項目が出てきたら追記して下さい。
私は後に、授乳時にミルクをどれくらい残したかという項目をこのように追加しました。
ミルクを残すと、次の授乳までの間隔が短くなりますからね。
残した記憶が曖昧だと、3時間後より早めに泣いた時に、頑張ってあやすべきか悩まなければなりません。
だからこの項目は大活躍でした。
そして、最初はざっくりした記録でいいやと始めたものの、途中からやっぱり細かい方がいいなと思って書き直したといういきさつがあり…。
最終的には、真ん中の細かく記録できる方を使っていました。
ちなみに私は混合だったので、ミルク量の項目を最大100mlまでしか作っていません。
もし完ミで使うなら、赤ちゃんの飲む量に応じて数値を書いて下さいね。
そしてその下にちっこく書いてあるのが、3時間おきの授乳のタイミングの時間パターン早見表です。
出掛けるなどの予定がある時に、その時間帯が授乳のタイミングに被るかどうかをこれですぐ確認できます。
例えば「明け方5:30頃に飲んだから、検診予定の11:00にはお腹が空いてくるタイミングだな…調乳セットを必ず持っていかなきゃ。」という具合です。
その時によって間隔がずれたりもするので、あくまで目安ではありますが。
私が眠気でぼーっとした頭で指折り3時間後、6時間後と数えていると計算がノロいし間違えるので、作ってみました(笑)
授乳の度にマグネットを動かして使う
それでは、この表をどうやって使うかについて説明しますね。
左側の時間の部分にマグネットを2つ置いて、授乳の度に片方を動かしていくんです。
後でもっと詳しく解説しますが、ざっくり言うと
- 授乳したら、上のマグネットを次の予定時刻に動かす
- 次の授乳時間を忘れたら、下のマグネットを見て確認する
たったこれだけです。
私はこの用紙を冷蔵庫に貼っておいて、調乳時か哺乳瓶を洗いに戻ってきたタイミングで、通りすがりに触ることにしていました。
冷蔵庫の前を絶対通るので、目に入って忘れない!
ここから使い方について、詳しく解説していきます。
マグネットを置く場所は、1つは今授乳した時間、2つ目は次の授乳予定時間(3時間後)です。
画像でいうと、今10:00位に授乳するところ(または授乳したばかり)で、次は13時位の予定だということになります。
表記が30分刻みなので、大体の時間帯で大丈夫ですよ。
例えば現在10:10分なら『10:00』、10:25なら『10:30』の所に置くというような感じですね。
で、あとは次の授乳までそのまま放置。
「次は何時だっけな~?」と思ったら、下側のマグネットの時間を見れば一目瞭然です。
そして次の授乳を13時頃に行ったら、画像の上側の青いマグネットを次の授乳予定の時間(16:00)にずらして置きます。
そうやって使っていくと、常に
- 上側(古い時間帯)にあるマグネット=最新の実際の授乳時間
- 下側(未来の時間帯)のマグネット=次の授乳予定の時間
ということになります(深夜~翌朝の時間帯だけ上下位置は例外となる)。
お昼寝などで次の授乳が予定時刻とずれた時は、授乳したタイミングでそのマグネットも正確な時間の所に置き直しましょう。
文章で書くと長ったらしくなりましたが、実際は超シンプルな仕組みです。
使ってみたらすぐわかると思います。
用紙前で5秒もあれば、今回の授乳と次回予定の記録が完了。
ノートのページを開いてペンで書いたり、スマホのアプリを立ち上げて入力したりという流れよりも断然速く済みます。
この方法は簡単ですぐできるから続けられるし、よく見る場所に貼っておけるので記録を忘れにくくなります。
つまり、授乳時間を忘れるということがなくなるんです!
あと参考までに、私が用紙右側に追加した『ミルクをどれくらい残したか』の項目の使い方をお話ししておきますね。
ここには、別途マグネットを1つ用意しておきます。
それでもしミルクを残したら、授乳直後に、残した量に応じた枠にマグネットを置くだけです。
こうしておけば3時間未満で赤ちゃんが泣いても、自信を持って「さっきミルクを残したから、早めに飲ませよう」という流れにできるという訳ですね。
育児中って忙しくしているから、普段なら覚えていそうなちょっとしたことも忘れがちになります。
だから授乳関連で自分で記録しておきたいなと思う事があれば、この用紙の右側に項目を作って活用して下さいね。
作り方を紹介していきます
ここまで読んで、実際に使ってみようと思って下さった方のために、作り方をご紹介していきますね。
用意するものは以下のものです。
- 罫線入りの用紙(A4サイズが推奨ですが、それより小さめでもOK)×1枚
- 小さめのマグネット×2個~用途に応じて増量
- ボールペンやシャーペン×1本
罫線入りの用紙は、サイズは自由です。
家にあるノートのページを破って利用するもよし、ルーズリーフや便箋などがあるならそれでもよし。
ただし理想は
- 行数が24行以上(30分刻みで1日分だと、24行分使います)
- 罫線の幅が狭すぎないもの
です。
もし手元にある用紙が全ての条件を満たしていなくても、工夫すれば大丈夫です。
行数が足りなかったら、続きは用紙内の空きスペースを使いましょう。
罫線の幅が狭い場合は、2行分で1行として使うなどで対応も可能です。
マグネットは100均で買えるものでOKですが、罫線の幅におさまるぐらいの小さめの物を用意して下さい。
時間表記の横に目印として置くので、大きすぎると以下の画像のようになってしまいます。
作る前にマグネットを手持ちの用紙の上に置いてみて、サイズ感が合うかどうか確認してから作り始めて下さいね。
ちなみに先程の画像内の実際のサイズは、
【用紙の罫線幅】約8mm
【ちょうど良いマグネットの、最大幅(紙に接する部分の直径)】約1cm
【わかりづらいマグネットの、最大幅(頭部分の直径)】約2cm
ですので、イメージとして参考にして下さい。
ボールペンやシャーペンは自宅にあるものでOKですが、インクが耐水性のあるものがおすすめです。
手や哺乳瓶を洗った後でちょっとぐらい指先が濡れていても、気兼ねなく使えますからね。
さて、これらの物が準備できたら、あとは先程もお見せしたこの画像のように記入していくだけです。
私は質素な仕上がりですが、お好みでペンの色を変えるなどして是非素敵に仕上げて下さい。
書き終えたら、マグネットが張り付く場所であなたがよく見る場所に設置しましょう。
これで完成です。
想像以上にいっぱいメリットがあった
この用紙は作った当初は自分だけのためでしたが、実際に使っていくと色んなメリットがあったんです。
主な4つを紹介しておきますね。
家族が見ても次回の授乳がぱっとわかる
赤ちゃんのお世話に忙しくしていると、少しでも隙間時間があったら寝て休みたいですよね。
私は産後のイライラもあり、疲れている時に家族から話しかけられるのが本当に苦痛だったんです。
赤ちゃんがぐずり始めて「次って何時に授乳なの?」と聞かれると、ムスッとして答えていた気がします(ごめんなさい!)。
家族からしたら、授乳時間じゃなければ抱っこであやそうと思って協力的に話しかけてくれているんですよね。
それなのに、なんだか上手く立ち回れない自分に更にイライラして悪循環でした。
その苛立ちは家族にも伝わっていたでしょうから、気を遣わせちゃったと思います。
そんな時に思いついたのが今回の方法。
これさえ貼っておけば、私を経由せずとも家族が見たい時に見て確認できるのでお互いに楽です。
育児ノートやアプリの記録は、勝手に見てって言えないですしね。
最初に家族に見方さえ教えておけば、家族みんなが無駄な気遣いをせずに済みますよ。
授乳記録を他の人に頼める
授乳後も赤ちゃんがぐずって手があかないとか、疲れていてすぐさま横になりたい気分の時とかって、「今回の記録を誰かがしてくれないかなぁ~」って思うことがあります。
でも育児ノートやアプリに記録している場合、自分以外がやるのってちょっと難しいですよね。
ご主人ぐらいなら阿吽の呼吸で頼めるかもしれませんが、産後の家事などを手伝ってくれているお母さんや他の家族には頼みにくいと思います。
でもこの方法なら、「上のマグネットを〇〇時に動かしておいて」って言うだけで家族に記録を託せちゃいます。
操作が簡単なので、家族も迷う事なく記録してくれるはずですよ。
自分なりのアレンジが無限大に可能
育児ノートって全体のイメージは既に決まっているので、ある程度型にはまった感じで作り上げていきますよね。
また育児アプリの場合も、無料で好きなようにアレンジできるものってなかなかありません。
でもこの方法は自分で書いて作るものなので、やりたいようにアレンジが可能です。
例えば
- 授乳時間の記録枠を細かく15分ごとにしたい
- 気分が上がる(または癒される)色合いとか飾り付けにしたい
- オムツ替えたタイミングも記録しておきたい
などなど、本当に何でもアリです。
一度作った後にやっぱりこうしたいなと思ったら、書き足したり別の用紙で作り直すことだって簡単にできますよ。
好きな色や模様の用紙で作るとか、マスキングテープやシールで飾り付けるのも素敵です。
好きなキャラクターやアイドルが登場したら、授乳や時間確認の度に和みそう(またはテンション上がる)ですよね。
記録する項目は何種類も作ると操作が増えて大変かも知れませんが、少しくらいなら足しても問題ないでしょう。
時間の枠を授乳以外でも使う場合は、マグネットの色や形を変えるなどして区別して下さいね。
薄くて軽いので持ち運びしやすい
ペラペラの用紙1枚と小さなマグネット数個しか使っていないので、持ち運びも簡単にできます。
だから帰省する時も、荷物の隅にスッと滑り込ませるだけでかさばりません。
軽すぎて、どこに入れたか忘れないようにご注意を。
旅行先に持って行ってマグネットが張り付く場所が無かったとしても、高い棚などに置いて大人がそーっと触れるようにすれば使えます。
マグネットが軽いなら、その辺の小さな石ころを綺麗に洗って使うのもアリかと思います。
重さがある小さい物なら、なんでも使えるってことです。
もし持ち運びでボロボロになっても、帰宅してからまた新たに作ることもできますので安心して下さいね。
まとめ
授乳時間を忘れてしまうママさん向けの、使いやすい記録アイテムをご紹介しました。
赤ちゃんのお世話って休みが無くて、本当に忙しいもの。
だから授乳時間の記録をうっかり忘れてしまうことだって、よくあります。
今回ご紹介した記録アイテムは、使い方も作り方もすごく簡単です。
好きな用紙や飾り付けで、色んなアレンジも可能ですよ。
完成した用紙はあなただけでなく、家族のみんなの役に立ってくれることでしょう。
授乳時間を忘れないために、是非役立てて下さいね♪