私は頭が大きめですが、帽子が好きです。
最近特に気に入っているのが、『ラ メゾンド リリス(La Maison de Lyllis)』というブランドの帽子。
デザインがとても素敵で、私の好みにドンピシャなんです。
しかし取り扱っている実店舗が少ないため、買う時はほぼネット通販。
そうなると試着ができないまま買うことになり、帽子がきつい問題が時々起こります。
せっかく買ったのに被れないなんて、超悔しいじゃないですか。
「あとちょっとだけでいいから、被り口を伸ばすことが出来たら良いのに~」と思っていました。
そんな中、簡単に帽子を伸ばすことができる方法があることを知ったんです!
今回はそのやり方をご紹介します。
実際に帽子を伸ばしてみてわかった事もあるので、是非参考にして下さいね。
きつい帽子は伸ばすしかない
まず最初に、私の頭のプロフィール(?)をご紹介します。
私の頭囲は57.5cmです。
帽子のサイズは、頭囲で表すのが一般的です。
そして日本人の頭囲の平均は、以下のようになっています。
【男性】57.3cm
【女性】54.9cm
(引用元:日本人頭部寸法データベース2001)
つまり私の頭囲57.5cmというのは、女性の平均より2.6cmも大きいことになるんですね(ガーン)。
通りで、世の中の色んな帽子がきついと感じるわけだ…。
そして帽子のサイズを選ぶ時は、実際の頭囲に1cm足した数値がおすすめとされています。
フィット感の目安は、被ってこめかみ部分に人差し指を入れてみて、ちょうど入るくらいが良いそう。
だからこれまでの話をまとめると、私が選ぶべき帽子サイズは58.5cmが望ましいということになります。
しかし、人生そう上手くはいきません。
何故なら私の好きな『ラ メゾンド リリス』の帽子サイズは、殆どが57cmで作られているからです(デザインによっては例外あり)。
でもデザインがとっても気に入っているので、どうにかして被りたい!
そうなったらもう、きつい帽子の被り口を伸ばすしかないでしょう。
調べてみたら、ある方法で私の頭が入る大きさまで帽子を伸ばして広げることが出来そうだということがわかりました。
今回実際にやってみたので、後半でご紹介しますね。
今回は深くかぶるのが目標
現在私が持っている『ラ メゾンド リリス』の帽子は5つあって、
バケットハットタイプのベル(BELL)
と、リネンポットハット(LINEN POT HAT)
と、テンベル(TEMPBEL)
引用元:https://zozo.jp/shop/rinajour/goods-sale/58265921/
それと麦わら帽子のクロシェ(CLOCHE)
引用元:https://wear.jp/item/41918815/
最後に、ベレー帽のムジカ(MUSICA)
です。
ムジカだけはフリーサイズとなっていて、外側のバックル部分で大きさの調整が幅広くできるようになっています。
こちらはかなりゆったりにできるので、サイズ感で困ることはありません。
それに対し、ムジカ以外の4つの帽子はタグに『57cm』と記載が。
表記上で考えると、頭が大きい私にとってはどれもきついはずなんです。
しかし素材の違いによるものか、実際にはきついものもブカブカなものもありまして
きつさ | きつい | ギリギリいける | ゆるい |
商品名 | テンベル | リネンポットハット | ベル、クロシェ |
状態 | 深くまで被れない | 被れるけど、髪がぺたんこになるきつさ | ブカブカで楽ちん |
となっています。
4つの中で最もきついのは、テンベルです。
もし深く被ろうとしたら、つばを持って頭にはめ込む感じで入れることになります。
被れないことはないけど、締め付けられている感覚がすごい。
頭痛がしてきそう…
だから深く被るのは諦めて、斜めに浅く被る用と割り切って使っています。
でも風が強い日にすぐ飛ばされそうになっちゃうこともあって、使いづらいんですよね。
だからやっぱり、きちんと深く被りたいと思っています。
ということで、今回はそんなテンベルを伸ばしてみることにしました。
帽子を伸ばす方法とは
それでは、どうやって帽子を大きくするかについて説明していきます。
ずばり、このアイテムを使うんです。
これは帽子ストレッチャー(ハットストレッチャー)というもので、名前の通り帽子を大きくするための道具です。
私のような帽子だけでなく、バケットハットやキャップ、麦わら帽子など殆どの帽子に対応しています。
これ1つ持っておけば、今後の帽子人生に困らないと思います。
しかも良心的な価格だし、迷わず買うべきでしょう。
帽子を伸ばすやり方をざっくり言うと、
- 帽子の伸ばしたい箇所(帽子内側のふちの所)に、スチームアイロンをあてる
- ストレッチャーを装着する
- 2日~数日間待つ
です。
この方法では先程紹介したストレッチャーに加えて、スチームアイロンが必要になります。
私は普段から愛用しているこの「±0 スタイルスチーマー」↓
を利用しました。
シャツとかスカートのシワを、ハンガーにかけたままでスチームを当てて取ることができるスチーマーです。
スチームの有無も選べて、普通のアイロンとして使うことも可能なんです。
ぼってりした形のアイロンと違って見た目もお洒落なので、部屋に出しっぱなしでも全然平気でおすすめのアイロン(スチーマー)ですよ。
それではこれらを使って、『ラ メゾンド リリス』のテンベルを大きくしていきましょう!
実際にやってみた一部始終をご覧あれ
ここからは、実際に帽子を伸ばしていきます。
工程の一部始終をご紹介しますので、どうぞご覧下さい。
テンベルを伸ばしていきます
今回大きくするのは、こちらのテンベルです。
被ってみると、心地よく被るにはここまでが限界です。
部屋の中で部屋着なので、モザイクだらけですみません(汗)
帽子の中では上部に空間があって、全然しっくりきていません。
見た目も浮きがあって、どことなく間延びしているような…。
なので自分では納得できていません。
タグのサイズ表記は先程お話しした通り、57cmとなっていますね。
数値上だと私にぴったりなサイズは58.5cmなので、今回は1.5~2cm位のサイズアップが目標です。
大きめな分には調整用の紐で締めることができるので、余裕あるサイズ感にしたいと思います。
私の頭に入るようになりますように…と祈りながら作業開始。
まず、調整用の紐を最大限まで緩めるか、固定せずに外しておきます。
調整用の紐がきつめに設定されたままだと、広げていく間に力が加わって紐や固定箇所が破損する可能性があります。
見落としがちな部分なので、お忘れなく。
次に、帽子のサイズを外側から測ります。
ストレッチャーをはめるのは上の画像の黒い部分なので、そこを外側からぐるっと1周測りましょう。
もしフニャフニャして測りにくかったら、ストレッチャーをフィットするように軽くはめてからやるのもありです。
このテンベルだと、約59cmですね。
値を忘れないようにメモしておきます。
次に、スチームアイロンをかけていきましょう。
しっかりスチームが当たるように、左右にすべらせながら1周アイロンがけ。
それができたら、いよいよストレッチャーをはめていきます。
帽子の黒い部分に合わせて、木のパーツが帽子の前後の方向になるように入れます。
その位置をキープしたまま中央の棒をグルグル回して、帽子の中に落ちないように幅を広げていきます。
続けて棒をゆっくり回していき、帽子のサイズを徐々に広げていきます。
なんとなく広がったかな、と思ったら一旦ストップ。
帽子のサイズを外側から再度測ります。
この『棒を回す→外側から測る』を繰り返しながら、目標の大きさまで広げていきます。
約61cmにまで広がりました。
最初より大体2cm大きくなったので、ストレッチャーで広げるのはここまでとします。
ストレッチャーを入れた状態の帽子は、こんな感じ。
帽子のサイド部分はピーンと引っ張られている状態なので、真上から見ると楕円形になっています。
この状態で2日~数日間置いておいたら完成です!
結果は大成功でした
2日間が経過したので、恐る恐るストレッチャーを外してみました。
変に形が崩れてないか心配でしたが、ちゃんと真ん丸な形は保たれていましたよ~♪
そして実際に被ってみたところ、その差は歴然。
広げる前
広げた後
広げる前は、頭に軽く乗せる感じが限界でした。
それが広げたら、スポッと頭に入りましたよ!!
メガネで比べてみると、広げた後はメガネの上部が隠れるくらい深く被れています。
今までのような斜めだけでなく、深くもいけるようになってバリエーションが増えた!嬉しい~♪
しかも広げた後の方が、頭全体のまとまりが良い感じがします。
これは大成功ですね。
丁度良くなった帽子を被ってわかった事
さて、今回きつい帽子を伸ばしたことによって、わかった事があるんです。
それが
- 帽子は意外と伸びる
- 帽子が頭に最適なサイズ感だと、自然に見える
- きちんと深くかぶれると、小顔効果がある
です。
今回の工程をやる前は、手で一生懸命引っ張ってもびくともしない生地が、本当に伸びるのか疑っていました。
でもストレッチャーを使ったら、女性の力でも簡単に伸ばせてビックリ。
そして帽子と頭のサイズ感のバランスって、重要だと実感しました。
広げた後の方が、頭や顔に帽子がしっくりきています。
それに、深く被ると頭全体がすっきりまとまったフォルムになるので、頭部が小さく見える=小顔効果もあると思います。
こうしてビフォーアフターを比較してみると、印象がだいぶ変わったなと実感。
今回きつい帽子を伸ばしてみて、本当に良かったです。
まとめ
私のきつい帽子『ラ メゾンド リリス』のテンベルを伸ばしてみました。
せっかく持っている帽子なんだから、深くきちんと被りたいですよね。
今回ご紹介したハットストレッチャーは、お手頃価格で使い方も簡単でした。
色んな帽子に使えるので、一家に一台あってもいいぐらいだと思いましたよ~。
私のテンベルもばっちり伸びて、大満足の仕上がりになりました。
それに深く被れた方が、スタイル良くきまることもわかりましたよ。
この感動、きつい帽子を被っているあなたにも是非味わって頂きたいです♪